薄野物語   地図に無い街・・・ 虚構の街・・・
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 東京以北、最大の歓楽街、薄野。
 薄野は “ススキノ” であり “すすきの” でもある。
 どの表現もこの街の名であるが、どれが本当かとは言い切れない・・・
 
 そもそも、ススキノと言う住所は存在しないのだ。

 
地図に無い街なのだから、これが薄野!
 
なんて定義も曖昧な訳でっ・・・
 歓楽街とはどこも夢と言う虚構で創られているのだ。 

  
この場所が夢を見る為に存在するならば、おぼろげな街である方が都合が良い!
 こんな狭いエリアに、性風俗からキャバクラ、そして高級クラブに料亭までもが
 ひしめき合っている。

 それはまるでモザイク模様・・・


  虚構の街に佇んだ時、自分の存在までもが虚なのではないかと一瞬不安になるっ〜
 いやっ、人間の存在とは所詮、虚構でしかないのかもしれない?
 夢や希望、そして大小の勘違い・・・
 それらには結局、実態が無い訳だからっ〜

  手でつかむ事が出来ない物事に喜び、そして悩むのが人間・・・
 一つの夢が消え去ったなら、新たな欲が沸いて来る〜
 そんな欲望が渦巻くススキノとは、極めて“念”の密度が濃い場所〜

 だから・・・
 
 あえてモザイクの中に溶け込んでみたくなる。



 
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